令和7年7月2、3日、山梨県養殖漁協が会員となっている全国養鱒振興協会の第56回養鱒振興全国大会が静岡県焼津市内のホテルアンビア松風閣で開催されました。

大会開催に加え、マス類生産県の水産試験場の集まりである、「全国養鱒技術協議会」の大会との併催でした。
机の上には資料に加え、名産品の「静岡のお茶」がおいてありました。

今回は「これからの水カビ病対策」を中心課題に据え、日獣医生命科大の倉田教授、北海道大の笠井教授にご講演をいただくと共に、滋賀、青森、静岡の各県試験場からも水カビ病対策の事例が報告されました。
ところで、静岡県は、富士山の湧水を使用したニジマス養殖が盛んで、生産量は日本一となっています(山梨県は第2位)。情報交換会では、静岡県のプライドフィッシュとなっている「紅富士(あかふじ)」が提供されました。

山梨県にも「富士の介」を始め、色々なプレミアムサーモンがありますが、「さすが静岡の鱒!!」。山梨の魚と優劣つけがたいおいしさです。
開催に当たった静岡県庁、水産・海洋技術研究所、同富士養鱒場、富士養鱒漁協の皆様には、大会の準備、運営、進行にご尽力いただき大変感謝しています。
今回の開催が、養鱒業界の振興に役立つことを祈念したいと思います。
帰る道中、焼津港で遠洋マグロ延縄漁船の出港準備作業を見学して、静岡を満喫した2日間でした。
